皮膚の感受性試験 犬の外耳炎

私は犬の膿皮症などの場合、病歴や投薬歴を加味して
皮膚の感受性試験
をするようにしています。院内で6時間もあればできるので、細菌の感染症では非常に有用な検査です。

特に犬の細菌性外耳炎では非常に大切で、もっぱら行うようにしています。
というのも耐性菌が多く細菌性外耳炎の場合、痛いし、血は出るしで、
外用薬は使うことで逆に悪化も(皮膚がさらに痛みます)することも多く、
何よりもワンちゃんが痛い思いをするだけなので、内服薬で炎症と細菌を
しっかり叩くことで、外用薬も使えるようになるためです。
そのため投薬する抗生物質が効かないと、治療の意味がまったくありません。

写真の小さな円盤が抗生物質のディスクというやつで、その周りに菌が繁殖しなければその抗生物質は
悪さをしている菌に対して効果があるということがわかるとても根拠のある検査です。
培地
この場合4つの抗生物質がすべて有効となります。

また外耳炎の場合は何が原因で起こっているかがとても大切なため、皮膚検査も必須です。
耳も皮膚の一部ですので。
マラセチアなのに、抗生物質とステロイドの点耳薬(結構転院で来られる外耳炎でこのような例が多いです)で治療ってことにならないように大変重要ですね。
 

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